

2020/09
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That was pretty special.
— US Open 9-Ball (@USOpen9BallPool) 2019年4月27日
Who else loved the @USOpen9BallPool this week?#USOpen pic.twitter.com/A6RCktOZjV

12-8とフィラーがリーチを掛けた状況から呉珈慶が反撃。12-10とし、取り出しが見えている配置だったが、手玉手前の4番にまさかの球触りで万事休す。ヨシュア・フィラー(Predator)、9ボール世界選手権に続き、USオープンも制覇! これはもはや若さの勢いとは言えないですね。この二つのタイトルを同時に獲得したのは、11年10月にUSオープンを連覇し、12年6月に9ボール世界チャンピオンになったダレン・アプルトン(Predator)以来。ドイツ勢の優勝は2002年のラルフ・スーケー(Predator) 以来、17年ぶりになります。ヨーロッパの若きスターがこれからどれだけ強くなるのか楽しみです。
同じプロモーターだから当然なのですが、今大会はマッチルームスポーツが9ボール世界選手権を開催してた当時(2000~07年)の雰囲気に良く似てて懐かしかったです。そして、呉珈慶は2005年の台湾は高雄で開催された時の9ボール世界チャンピオン。あの時の決勝も上がり3連マスでの大逆転優勝でしたから、今回ももしかしたらと期待したのですが……。もっとも、10-8のセーフティ戦でフィラーに2番フロックインが出る(だから、9ボールは面白い!!)など、流れはやはりフィラーにあったようです。
次の男子のビッグイベントは、7月に久々に開催される10ボール世界選手権ですね。そして、おそらく夏前のどこかにWorld Cup of Poolが入ってくることになると思います。



【試合前】2018年と2005年の9ボール世界チャンピオンによる頂上対決13先! さあ、勝つのはどっちだ!?

日本とラスベガスの時差は16時です。現地時間21日09時は日本時間22日01時になります。
ヨシュア・フィラー(Predator)
1997年10月2日 (年齢 21歳)
* 2017年 チャイナオープン:優勝
* 2018年 9ボール世界チャンピオン
ジェフリー・デルーナ(Mezz)
1984年2月14日 (年齢 35歳)
* 2006年 ドーハ・アジア大会9ボール:銀メダリスト
* 2016年 全日本選手権:準優勝
張玉龍
1981年9月21日(37歳)
* 2014年 チャイナオープン:優勝
* 2015年 World Cup of Pool:優勝
※ パートナーは柯乗逸
呉珈慶
1989年2月9日 (年齢 30歳)
* 2005年 9ボール世界チャンピオン
* 2005年 8ボール世界チャンピオン
* 2007年 全日本選手権:優勝
* 2008年 10ボール世界選手権:準優勝
* 2018年 World Cup of Pool:優勝
※ パートナーは劉海濤
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ベスト4、最後の一人は中国の呉珈慶! 僚友のWang Canをまったく寄せ付けない、圧巻のホワイトウォッシュ! 準決勝は日本時間07日01時スタートです。誰が勝ってもUSオープン初制覇になります!

台湾の張玉龍、中国の劉海濤に終始リードされ、10-7と先にリーチをかけられるも、粘ってヒルヒルに持ち込んで最後はマスワリフィニッシュ! 中国準決勝対決を見事に阻止だ! これでベスト4はドイツ、フィリピン、台湾、中国で確定!

ジェフリー・デルーナ(Mezz)がフィリピン出身の偉大な先輩、アレックス・パグラヤンを撃破! 2人目のベスト4進出者となりました。パグラヤンが敗れたことで、USオープン優勝経験者は全て大会終了。これで誰が勝っても初優勝です!

8ボールと9ボールで世界を制した呉珈慶がアメリカ最後の希望、S・V・ボーニング(Cuetec)を打ち砕いた! Wang Canも台湾のHsu Jui-Anに勝って、中国勢は3名がベスト8進出! そして、ベスト8第1試合は現9ボール世界チャンピオンのヨシュア・フィラー(Predator)がフランシスコ・ルイス-サンチェスに快勝!

下の山はアジア勢7名 vs ボーニング。中華対決第一ラウンドは中国の劉海濤が台湾のHsu Kai-Lunを撃破。4日目最後のベスト16は日本でもお馴染み、台湾の張玉龍がフィリピンのジェフリー・イグナシオ(K.Andy)を一蹴しました。ベスト16の残り2試合は明日行われます。ボーニング vs 呉珈慶に注目ですね!!

ベスト8、三人目は“マハラジャ”イムラン・マジドを倒したフィリピンのジェフリー・デルーナ(Mezz)! そして、2005年のチャンピオン、アレックス・パグラヤンがシンガポールのレフティ、アロイシス・ヤップ(Mezz)をヒルヒルで競り落として勝ち上がり!

ベスト16第一試合、ディフェンディング・チャンピオン vs 現9ボール世界チャンピオン、スコットランドのジェイソン・ショウ vs ドイツのヨシュア・フィラー(Predator)という注目の一戦は、フィラーに軍配! またスペインの若手、フランシスコ・ルイス・サンチェス(Predator)が台湾の柯乗中を倒してトップ8入り!

☆ 公式Facebook Live有り!


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【大会終了】
敗者6回戦 / 33位タイ……………………栗林達(Justdoit/Kokokarada)
敗者6回戦 / 33位タイ……………………内垣建一
敗者5回戦 / 49位タイ……………………大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada/斬)
敗者4回戦 / 65位タイ……………………吉岡正登(Predator/Owl)
敗者3回戦 / 97位タイ……………………赤狩山幸男(Bagus/Justdoit/T2F/Predator)
敗者2回戦 / 129位タイ……………………土方隼斗(Mezz/Kokokarada/Justdoit/斬)
敗者2回戦 / 129位タイ……………………有田秀彰(Newart/AritaBS)
敗者2回戦 / 129位タイ……………………東條紘典(Bagus/K.Andy)
敗者2回戦 / 129位タイ……………………小川立致
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【賞金】
優勝…………………………50,000ドル
準優勝………………………25,000ドル
3位タイ………………………12,000ドル
5位タイ………………………6,250ドル
9位タイ………………………3,500ドル
17位タイ(敗者最終)………2,750ドル
25位タイ(敗者7回戦)……2,250ドル
33位タイ(敗者6回戦)……1,750ドル
49位タイ(敗者5回戦)……1,500ドル
65位タイ(敗者4回戦)……1,000ドル
97位タイ(敗者3回戦)……750ドル
129位タイ(敗者2回戦)……0
193位タイ(敗者1回戦)……0



【4月5日】
優勝賞金5万ドル! 出場する選手は必ず上記のルールを確認しておいて下さい。また主催者から、渡米前にプロフィール情報と税金情報(賞金の支払いに必要)を提出するようにとの指示が出ています。下記リンク(Player profile form)からネット上で処理できるので、必ず済ませておいてください。
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http://www.matchroompool.com/usopen9ball/
US OPEN 9-BALL FIELD FULL AT 256 ENTRIES
【1月20日】
エントリーが上限の256名に達しました! これからは先はキャンセル待ちになります。フィーが1,000ドルと高額にもかかわらず、大会の約三ヶ月前にエントリーが集まってしまうとは(汗) 注目度の高さがうかがえますね。
会場: “Mandalay Bay Resort and Casino”、ラスベガス、アメリカ
日程: 2019年4月21~26日
【8月2日】
マッチルームスポーツの担当者から、「マチルダ、日本の選手にはちゃんとエントリー方法が伝わっているだろうか? 来年のUSオープンの宣伝を宜しく!」というメールが来たので、記事を再アップします(笑) エントリーは公式ホームページからのWEBエントリーのみ。協会を通じてではなく、個人エントリーになります。入金方法は下記の2パターン。来年4月のスケジュールなんて確定出来ない!という人には、2)の入金方法をお薦めします。ラスベガスは2010年のWorld Pool Masters以来訪れていないので、私も是非取材に行きたいと思っています(^_^)ノ
【入金方法】
1)1,000ドル一括入金。
2)250ドルのデポジットを払って、2019年1月31日までに残額を入金。ただしデポジットの返金はありません。
の2パターンが用意されています。
https://www.facebook.com/usopen9ball/
【6月21日】
来年4月に開催される“2019 USオープン”のエントリー受付が公式ホームページにて既に始まっています。支払い方法は、
1)1,000ドル一括入金。
2)250ドルのデポジットを払って、2019年1月31日までに残額を入金。ただしデポジットの返金はありません。
の2パターンが用意されています。
既に先月の“World Cup of Pool”(※)の時に、参加選手に対して「今回の賞金から“2019 USオープン”のエントリーフィーを支払えば、入金の手間が省けますよ」という案内が出されていました。半分以上の選手がそれでエントリーを済ませたと主催者から聞いています。2017年優勝のジェイソン・ショウ、優勝5回のS・V・ボーニング(Cuetec)、共に出場確約とのニュースも出ていますね。フルエントリーは256名。今のところ公式にはエントリー上限数などの情報は出ていませんが、 絶対出たい!という選手には早めのエントリーをお薦めします。
(※) “2019 USオープン”、“World Cup of Pool”、共にマッチルームスポーツがプロモーターです。
http://www.matchroompool.com/usopen9ball/
【4月20日】
“2019 USオープン”の日程と会場が確定しました。
“2019 USオープン”はイギリスのイベントプロモーター、マッチルームスポーツが開催権を買い取っておこなう大会です。詳細は下記をチェック。
紛らわしいですが、先日記事にした通り、今年の10月には“US International 9-Ball Open”という大会が昨年までとほぼ同じフォーマットで、同じ開催地(アメリカ東海岸のチェサピーク)でおこなわれます。
会場: “Mandalay Bay Resort and Casino”、ラスベガス、アメリカ
日程: 2019年4月21~26日
http://www.matchroompool.com/news/mandalay-bay-to-stage-us-open-9-ball/
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【3月23日】
ビッグニュースです。World Cup of Pool、World Pool Mastersを主催するイギリスのイベントプロモーター、マッチルームスポーツより、USオープンの開催権利を取得したとの発表がありました。USオープンは昨年大会で第41回を迎えた、ビリヤード界随一の伝統を誇るビッグイベント。ですが近年はスポンサー獲得などに苦しみ、エントリーフィーが1,000ドルになるなど、なかなか敷居の高い大会になっていました。マッチルームスポーツはエントリーフィーに関して、「段階的に減らしていき、最終的には無料を目指す」としています。また、過去28人誕生した大会優勝者に関してはフィーを無料にするそうです。大会総賞金は30万ドル以上、としています。
開催権の移行に伴い、今年はUSオープンを開催せず、次回は2019年4月にラスベガスでおこなう予定であることが発表になっています。フォーマットは予選ダブルイリミ、決勝ベスト16からシングル、決勝以外は11先。USオープンと云えば「プレーオフなしの完全ダブルイリミ」というアメリカの伝統的スタイルを象徴するような大会でした。「地獄の敗者側一日6連戦」などは選手サイドからすればなくなるのは大歓迎なのかもしれません。
かつてマッチルームスポーツでは99年から07年まで男子の9ボール世界選手権を主催していました。高額な賞金、イベントらしい大がかりな会場設営、試合に集中出来る確かな大会運営で選手からもファンからも好評だったことを覚えています。またこれはマッチルームスポーツのイベントに共通して言えることですが、賞金の未払い遅配がないという点が素晴らしい。長年マッチルームスポーツのイベントを現地取材してきた立場からすると、今回の発表は素晴らしい!の一言ですね。マッチルームスポーツがやってくれるなら、悪い大会になるわけがありません。日程や賞金等、詳細な発表を待ちたいと思います。
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マッチルームスポーツ関連でもう一つ。ホームページに“イベントカレンダー”があったので見てみたのですが、何故か既に5月開催が発表になっているWorld Cup of Poolの記載がありません。開催キャンセルはほぼあり得ないので、まあこれに関しては単に情報更新がされていないだけだと思うのですが、興味深いのは、「10月18~21日:Efren Reyes Cup / フィリピン」という記載があること。このイベントに関しては以前にも記事にしましたが、日程&開催地が確定したということなのでしょうか。ちなみにこの日程、例年であればUSオープンが開催されていた場所ですね。こちらも公式発表を楽しみに待ちたいと思います。
2018 World Cup of Pool:日本代表は大井直幸&栗林達!
“THE EFREN REYES CUP”、2018年に開催!?
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05-2019-@@@@