2021/03
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優勝: アルビン・オーシャン(Predator)
【11日(木)08時】アルビン・オーシャン(Predator)、2016年に続く、二度目の9ボール世界タイトル獲得です。今大会のアルビンは勝者最終でロベルト・ゴメスに敗れたものの、敗者側から勝ち上がってタイトルを手にしました。アルビンは今年3月の「Predator Championship League Pool」でも優勝。17&19年には「World Cup of Pool」にも勝っていますから、充実期を迎えていると言っても良いのでは。
「世界選手権で二度優勝するっていうと、なんだか夢物語みたいだけど、これは現実だ。最終ラック、みんな楽な配置を望むだろうけど、オマールがプッシュアウトを撞いてくれてラッキーだった。トリッキーな配置だったけど、最初さえクリアすればあとは難しくなかったから取りきるだけだった。」
オーシャンは9-9から3連取でリーチ。最終ラックはブレイクで3つ入れたものの、1番が隠れる。アルビンは手玉を短クッションに付けて1番を見せる。オマールはこれを入れに行ってミス。1番が6番に近い嫌らしい残り球になったものの、ここから取りきってフィニッシュ。
「決勝では良いスタートを切れたけど、オマールが盛り返して中盤では接戦になった。でも最後は上手く締めることが出来たよ。ロベルト・ゴメスに負けて敗者側に回ったけど、翌日には上手く切り替えることが出来た。ランキングや賞金のことは全然考えなかったけど、勝った後では結果として素晴らしいと思う」
これでマッチルムスポーツが主催した2021年前半の9ボール4連戦は終了。次のビッグイベントは9月13日にスタートするUSオープンになります。
(左上)オーシャン / (右上)アルケイド / (左下)ソルノク / (右下)アル・シャヒーン
【10日(水)22時】アルビン・オーシャン(Predator)、2014年準優勝、2016年優勝に続く、3度目の決勝進出です!
【10日(水)08時】「9ボール世界選手権 2021」ベスト4が出揃いました。上の山からは2度目の戴冠を目指すオーストリア30歳、アルビン・オーシャン(Predator)と、マスターズ2勝、スペインの42歳、デイビッド・アルケイド。日本勢3名がいた下の山からは、ハンガリーの24歳、オリバー・ソルノクと、クウェートの28歳、オマール・アル・シャヒーンが勝ち上がりました。上の2名が既に実績のあるプレイヤーなのに対して、下の2名はこれまでほぼ無名と言ってよいプレイヤー。ちなみにソルノクとアル・シャヒーン、共にWorld Cup of Poolにも出場していました。アル・シャヒーンが勝てば中東初の世界チャンピオン誕生となります。 準決勝&決勝は日本時間10日(木)20時から1試合ずつおこなわれ、11日(金)04時前後には新チャンピオンが誕生することになります。
【ベスト16】
※日本時間:9日(水)20時前後~
大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada) 7-W フランシスコ・ルイス・サンチェス(Predator)
【ベスト32】
※日本時間:9日(水)03時30分前後~
大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada) W-6 ヨシュア・フィラー(Predator)
【9日(水)07時】「9ボール世界選手権 2021」三日目が終了しました。日本勢、赤狩山幸男(Predator/Justdoit)と吉岡正登(Predator)はベスト64で惜敗したものの、大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada)が今年のマスターズ覇者を倒して勝ち上がり。TVテーブルに初登場した大井は5-5までヨシュア・フィラー(Predator)と接戦。ここから7-5として1点返されたものの、最後は4連取で2018年覇者を撃破。四日目に駒を進めました。ベスト16はスペインのフランシスコ・ルイス・サンチェス(Predator)と対戦です。
前回優勝のフェダー・ゴースト(Cuetec)はベスト64でアメリカのスカイラー・ウッドワードに倒されました。アルビン・オーシャン(Predator)はベスト32でトースティン・ホーマンとの世界チャンプ対決を制してベスト16入り。S・V・ボーニング(Cuetec)とジェイソン・ショウの一戦はボーニングに軍配。ボーニングも四日目に残っています。大井とボーニングが共にベスト16に勝てば、ベスト8は大井 vs ボーニングになります。
【8日(火)08時】「9ボール世界選手権 2021」二日目が終了しました。日本勢3名はそれぞれに勝ち上がり、ベスト64に進んでいます。吉岡正登(Predator)は勝者最終でベロニカ・イワノスカヤと対戦。TVテーブルと対女子選手というダブルのプレッシャーに苦しみながら、W-7で勝利を掴んでいます。吉岡に敗れたイワノスカヤですが、敗者最終をヒルヒルでベスト64入り。女子ではケリー・フィッシャー、ジャスミン・オーシャン(Predator)も敗者側から上がっています。ジャスミンの敗者最終はイギリスのマーク・グレイにヒルヒル勝ちでした。他の敗者最終では、ラルフ・スーケー(Predator) とミカ・イモネン(Mezz)が対戦し、スーケーがW-7で勝っています。これでイモネン以外の歴代チャンピオンは全員ベスト64進出です。
今回のシングル組合せは、勝者側はグループからそのまま順番に、敗者側は主催者による抽選でおこなわれたようです。日本勢3名は下の山に入ったので、1回転終了後に順次試合がスタートすると思われます。ベスト64からは11先になります。先月のWorld Pool Mastersを制したアレキサンダー・カザキス(Predator)のところに大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada)が飛び込みましたが、TVテーブルにはならないようです。注目の組合せは、S・V・ボーニング(Cuetec) vs ジェイソン・ショウ、ダレン・アプルトン(Predator) vs ヨシュア・フィラー(Predator)の2カードでしょうか。大会三日目はベスト32まで消化し、ベスト16が出揃います。
【ベスト64】
※日本時間:8日(火)20時以降~
赤狩山幸男(Predator/Justdoit) 7-W フランシスコ・ルイス・サンチェス(Predator)
大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada) W-6 アレキサンダー・カザキス(Predator)
吉岡正登(Predator) 10-W ジョナス・ソウト・コミノ
【7日(月)08時】「9ボール世界選手権 2021」初日が終了しました。既に勝者最終16試合がおこなわれ、16名が決勝進出を決めています。19年優勝のフェダー・ゴースト(Cuetec)、14年優勝のニールス・フェイエン、12年優勝のダレン・アプルトン(Predator)がベスト16に駒を進め、更に03年優勝のトースティン・ホーマンは01年優勝のミカ・イモネン(Mezz)を倒して勝ち上がっています。07年準優勝のロベルト・ゴメスは、勝者最終で16年優勝のアルビン・オーシャン(Predator)と対戦。8-0リーチからオーシャンに8-7まで迫られましたが振り切りました。また、優勝候補の一人、17年USオープン優勝のジェイソン・ショウはチェコのミカエル・ガベンシアクにヒルヒル負けして敗者最終に回っています。
日本勢は三名とも初戦を突破。大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada)一人が勝者最終にのぞみましたが、ポーランドの若手、ダニエル・マシオル(Mezz)に走られ、敗者最終に回っています。吉岡正登(Predator)はドイツの女子、ベロニカ・イワノスカヤと、赤狩山幸男(Predator/Justdoit)はUSオープンと全日本選手権を制したコーリー・デュエルと、日本時間7日(月)20時から勝者最終を戦います。
大会は明日でベスト64が出揃います。決勝シングルから11先となり、3日目はベスト64とベスト32、4日目はベスト16とベスト8、最終日は準決勝と決勝がおこなわれます。決勝のみ13先予定です。
【敗者最終】
※日本時間:8日(月)04時30分前後~
《Group O》大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada) W-1 ドニー・オルソン
【勝者最終】
※日本時間:7日(月)03時前後~
《Group O》大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada) 2-W ダニエル・マシオル(Mezz)
※日本時間:7日(月)20時前後~
《Group K》赤狩山幸男(Predator/Justdoit) W-4 コーリー・デュエル
《Group M》吉岡正登(Predator) W-7 ベロニカ・イワノスカヤ
【勝者1回戦】
※日本時間:7日(月)02時前後~
《Group K》赤狩山幸男(Predator/Justdoit) W-5 リッキー・エバンス
※日本時間:7日(月)03時前後~
《Group M》吉岡正登(Predator) W-2 ムハンマド・デイダット
※日本時間:6日(日)22時30分前後~
《Group O》大井直幸(Flannel/How/Owl/Kokokarada) W-6 ジェニファー・バレッタ(Predator)
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「World Pool Championship」
日程: 6月6~10日 4月12~16日 5月10~14日
会場: ミルトンキーンズ、イギリス
優勝賞金: 5万ドル
予選: 各8名16組、計128名、ダブルイリミ、9先勝者B。
決勝: ベスト64からシングル、11先勝者B、決勝のみ13先勝者B。
* 時差は8時間(日本時間の6日22時=ロンドン時間の6日14時)
* ステージ1は開催されませんでした。
【今大会に出場している歴代男子9ボール世界チャンピオン】
《Group A》
* 2019年: フェダー・ゴースト(Cuetec)
《Group B》
* 2016年: アルビン・オーシャン(Predator)
《Group D》
* 1996年: ラルフ・スーケー(Predator)
* 2001年: ミカ・イモネン(Mezz)
* 2003年&2013年: トースティン・ホーマン
《Group K》
* 2011年: 赤狩山幸男(Predator/Justdoit)
《Group L》
* 2012年: ダレン・アプルトン(Predator)
《Group M》
* 2014年: ニールス・フェイエン
《Group P》
* 2018年: ヨシュア・フィラー(Predator)
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2019 男子9ボール世界選手権:ロシアの19歳、フェダー・ゴーストが初戴冠!
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0216-2022-@@@@